マルコーニ - コーヒーブレイク - 【ニーズを形にする】開発型ベンチャー企業 エイブル株式会社 株式会社バイオット

【ニーズを形にする】開発型ベンチャー企業 エイブル株式会社 株式会社バイオット

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第11回 マルコーニ

マルコーニ (1874~1937)

二極真空間の発明者でありまたマルコーニ会社の顧問でもあったアンブローズ・フレミング教授は、マルコーニのことを次のように述べている。「彼はまず何よりも実利主義であった。その主な関心は、純粋に科学的な知識の追求自体にあるのでなく、有用な目的にそれを応用するところにあった……。」
今日われわれは、無線通信の創始者はマルコーニであると信じている。しかし、物理学者ラザフォードも同じように実利主義者であったなら、その栄誉はラザフォードのものになっていたに違いない。
ラザフォードがはじめて行った研究はヘルツ波の磁気検波についてであったが、このときラザフォードが作った磁気検波器は、半マイル先で電波をキャッチした。ラザフォードの実力と環境から考えるとこのまま研究を続けたら、おそらくラザフォードが無線通信の実用化を一番に成し遂げていただろう。
しかし、ラザフォードは科学者であって、技術者ではなかった。科学者という人種にとっては、ひとつの可能性が実現されたらそれで十分なのである。それを改良して性能をあげることは、彼にとって意味のないことである。一方、技術者の使命は、原理的に実現されたものをより一層洗練されたものにし、より多目的な実用性を与えることにある。ふたりの天才のその後の進み方を見るときこの典型的な対比が興味深い。