ガモフ - コーヒーブレイク - 【ニーズを形にする】開発型ベンチャー企業 エイブル株式会社 株式会社バイオット

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第56回 ガモフ

ガモフ (1904~1968)

著名な研究や実験も、最初の思いつきがなければ始まらず、世に残されることもなかっただろう。宇宙誕生埋論である「ビッグバン理論」を最初に言い出した科学者のジョージ・ガモフも思いつきから発していろいろな研究を重ねた。そしてそれらを論文にまとめる一方で、一般にもわかりやすく解説し、科学啓蒙書の作家としても知られた人物である。
 彼がレニングラードの大学に通っているとき、アレクサンドル・フリードマンの「相対性理論の数学的基礎」と題する講義を聴き、そこで初めてガモフは膨張する宇宙の考えに接した。これがガモフの「ビッグバン理論」ヘの第一歩だった。原子核の融合には1千万度をこえる高い温度が必要である。フリードマンの講義を聴いたガモフは宇宙の初めには大変な高温度と高密度があったことを思いつき、この高温度のもとで現在宇宙にあるすべての元素がつくられたとする理論を考え始めていた。これがその後「αβγ理論」と呼ばれる元素の起源についての最初の研究となった。この理論から宇宙のほとんど百パーセントを占める水素とへリウムができる過程が明らかになり、その後の研究でその他の元素も星の中での融合反応や超新星の爆発の際につくられることがわかった。こうしてガモフの思いつきが膨らみ、「ビッグバン理論」の基礎へと発展していったのである。