ディーゼル - コーヒーブレイク - 【ニーズを形にする】開発型ベンチャー企業 エイブル株式会社 株式会社バイオット

【ニーズを形にする】開発型ベンチャー企業 エイブル株式会社 株式会社バイオット

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第14回 ディーゼル

ディーゼル (1858~1913)

発明と呼ばれるものの多くは、同時期に必ず同じ事を考える者がいて、競争のなかで改良が進むことから比較的短期日に完成されていくものである。したがって、ひとりの人間がたったひとつの発明だけのために人生のすべてを捧げるということなどそうあるものではない。しかしディーゼルはその名を冠したエンジンの開発のために文字どおり生涯を捧げた人であった。
ディーゼルが新しい熱機関に関する構想を思い立ったのは実に発明の14年前である。当時は蒸気機関の全盛時代であったが、彼は二つの点からユニークな着想に思い至った。ひとつは純粋に熱理論の立場からカルノー・サイクルにあう機関はできたいかと考えたこと。もうひとつは、当時の蒸気機関が大型化し小規模工業者のニーズに合わなくなっていたことである。こうして小型で熱効率のよい新しい機関が構想されたのである。
14年後、機関が遂に実用化されると、ディーゼルの思惑どおりそれは大変な歓迎を持って受け入れられた。ディーゼルは一転して今度は販売に注力し、やがて莫大な富と名声を得るに至った。しかしそれも束の間、50歳の年にイギリスに新設された工場へ視察にいく途中、船上から忽然と姿を消してしまったという。自殺か事故死かその原因はいまだに謎につつまれている。
たったひとつの発明のために努力、成功、富、そして謎の死へと人生を駆け抜けていったディーゼル。まさに波乱万丈の生涯であった。