当社はすべての社用車を一社の営業マンから購入しています。営業マンは車の知識は持っていますが、マニアックな説明をする事もなく、相手の知識や要求に合わせて説明します。相談するといつでも対応してくれます。休日に海でキーを失った時、途方に暮れて相談したら、最寄りの業者を捜し出して派遣してくれました。この程度ならどこの営業マンでもするかも知れません。彼は電話や郵送ですむことでも、なるべく早く顔を見せ、対応します。自宅の車の車検の時は当方の出勤前に来て自分の車を代車にして引き取り、当方の在宅時の比較的落ち着いた時間に納車し、家に上がってお茶を飲んで世間話をしていきます。自分の車を置いていっては困るだろうと思っていたら、あとで分かったことですが、彼は会社の代車を自分で使い、自分の車を代車として提供していたのです。温厚な人柄、人の懐に飛び込む姿勢がいつも変わらないので、当社でも彼から自家用車を購入する人が多いのも理解できます。
人の営業スタイルから学ぶことがあります。我々も折角のお客様と接する機会を無機的にメール、宅急便や郵送ですませていないでしょうか。
失ったキーには後日談があり2年後、石垣の中段で発見しました。置いたことを忘れて、慌てふためいて捜したのです。風雨に耐えたキーはスペアとして活躍（？）しています。・・通常単なるドジと言います。