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第37回 アムンゼン

アムンゼン (1872~1928)

ビジネスも人生も競争の連続だ。いざ競争となったとき、探求者としてはあくまで厳しくけれども人間としては寛大、そんなアムンゼンのような態度をとれるだろうか。
 1910年10月、アフリカ北西の島に寄港していたアムンゼンほ、イキリスの探検家スコットにあてて電報を打った。「我もまた南極点をめざす」。その年の8月、ノルウェーを船出したアムンゼンは北極点を目指すという計画を発表していた。しかしこの計画の準備中に北極点はアメリカのビアリーによって征服されてしまい、彼は航海中に急遽考えを変えたのである。果たして結果は、極北の経験に勝るアムンゼンの勝利となった。1カ月後ようやく到達したスコットは、そこでアムンゼンが残した自分あての食料と手紙を発見する。そこにはアムンゼンの苦しい胸の内が書かれてあったという。
 このやさしさが後にアムンゼンの命を奪うことになった。南極点を征服した彼は、次に飛行船による北極点到達に挑んだが、この設計と操縦はイタリア人ノビレによるものだった。飛行か成功するとノビレは、計画は自分が中心になって行ったと言い出し、勝手に探検の手記を発表する。怒ったアムンゼンは絶交を誓う。が、そのノビレか再び北極点に向かい遭難してしまったとき、アムンゼンは僧しみを超えて救助に向かうのである。その結果ノビレは助かったが、アムンゼンは永遠に帰らぬ人となってしまった。